はじめに
本記事では「脊柱起立筋」について詳しく解説します。脊柱起立筋は、背中にある重要な筋肉群で、身体の姿勢を維持する上で欠かせない役割を果たします。この記事では、脊柱起立筋の構造、機能、重要性について、さらには、この筋肉群を鍛えるための効果的なエクササイズについても詳しく紹介しています。筋肉の働きや健康維持に興味のある方には特におすすめの内容となっています。
本記事を、身体への理解を深めるために役立ててください。
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脊柱起立筋とは
脊柱起立筋とは、背中に存在する筋肉の群で、主に背骨(脊椎)を支え、正しい姿勢を維持するために不可欠な役割を果たします。この筋肉群は、直立二足歩行を可能にする人間の特徴的な筋肉の一つとされています。
脊柱起立筋の読み方
「せきちゅうきりつきん」と読みます。
脊柱起立筋の特徴
脊柱起立筋は、大きく分けて三つの筋肉群(腸肋筋(ちょうろくきん)・最長筋(さいちょうきん)・棘筋(きょくきん))から構成されています。それぞれが独自の役割を持ちつつ、相互に連携して背骨の動きを支援し、総合的な姿勢維持に寄与します。この筋肉群は耐久力が高く、日常のさまざまな動作において活動しています。
脊柱起立筋の場所・位置

人体解剖図を用いることで、脊柱起立筋の正確な位置を理解することができます。主に背骨の両側、頸部から腰部にかけて縦に走っており、最も表面的に位置するのは菱形筋と並んでいます。
(脊柱起立筋は、三つの筋肉群「腸肋筋(ちょうろくきん)・最長筋(さいちょうきん)・棘筋(きょくきん)」から構成されており、図は最長筋を表示しています。)
脊柱起立筋の覚え方
この筋肉群の覚え方としては、「背骨を正しく立てる筋肉」というイメージを持つことです。また、「脊柱」が背骨、「起立」が立ち上がるを意味することから組み合わせた「脊柱起立」という表記を覚えると良いでしょう。
脊柱起立筋の英語・ラテン語
脊柱起立筋は、疲れたりストレスがかかったりすると容易に硬くなり、背中のこりの原因となることがあります。適切なストレッチやエクササイズにより、これらの筋肉をリラックスさせることができるため、日常生活の質の向上につながります。
脊柱起立筋の豆知識
脊柱起立筋は、疲れたりストレスがかかったりすると容易に硬くなり、背中のこりの原因となることがあります。適切なストレッチやエクササイズにより、これらの筋肉をリラックスさせることができるため、日常生活の質の向上につながります。
脊柱起立筋に関連する組織:脊椎の特徴
脊椎は数十個の小さな骨、椎骨で構成されており、それぞれが小さな関節と椎間板によって互いに接続されています。椎骨は大きく分けて5つの区分、頸椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎に分かれています。頸椎が頭と胴体を繋ぎ、胸椎が胸郭を構成し、腰椎が下肢への力の伝達を助け、仙椎が骨盤に接続し、尾椎が運動のバランスを補助します。
脊柱起立筋に関連する組織:脊椎の場所・位置
脊椎は背中の中央を縦に走っており、最上部は頚部(首の後方)から始まり、最下部は尾骨で終わります。この構造により、重力の影響を分散させ、身体の重心を中心に保つことができます。脊椎のカーブは、衝撃吸収の役割を果たし、直立した状態や歩行時の安定性を保ちます。
脊柱起立筋に関連する組織:脊椎の豆知識
脊椎と直接関係のある脊柱起立筋ですが、実はこれらの筋肉は、姿勢を保持しながら、脊椎の各部分を安定させる重要な役割を持っています。たとえば、長時間同じ姿勢でいることで起こる腰痛は、脊柱起立筋の過度な緊張によることがあります。定期的なストレッチや適度な運動によって、これらの筋肉の柔軟性と強度を維持することで、脊椎への負担を減らし、姿勢の改善に繋がります。
脊椎の健康は、脊柱起立筋の健康にも直接影響します。異常な脊椎のカーブ、如何な例えば脊柱側弯症や反り腰などは、起立筋への不均等な負担を引き起こし、痛みや不快感の原因となることがあります。反対に、起立筋のひどい凝りや弱さが脊椎の不適切なアライメントに寄与することもあります。
結論として、脊椎と脊柱起立筋は連携しており、健康な姿勢や運動能力の維持にお互いを補完しています。日常生活の中で両者の健康を意識することが、長期的な健康と幸福への鍵と言えます。
脊柱起立筋に関するクイズ
Q1: 脊柱起立筋が位置している部位はどこでしょう?
A. 腕
B. 足
C. 背中
正答: C. 背中
Q2: 脊柱起立筋の主な機能は何でしょう?
A. 姿勢を正しく保つ
B. 呼吸を助ける
C. 食べ物を消化する
正答: A. 姿勢を正しく保つ
まとめ
今回は「脊柱起立筋」の場所・位置や覚え方、英語・ラテン語表記を解説しました。
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んで解剖学への理解が深まったら嬉しいです。
学習は終わりがない長い道のりですが、皆さんの成功を心から祈っています。これからも一緒に学び、国家試験に向けて励みましょう!
ぜひ、次回のブログもお楽しみに。
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