総指伸筋（そうししんきん）とは？場所・位置や英語などを人体解剖図で解説

はじめに

総指伸筋とは

今回は「総指伸筋」の場所・位置や覚え方、英語・ラテン語表記を解説しました。
1. 解剖学アプリ「teamLabBody Pro」でもっと詳しく！
2. チームラボボディPro 無料ダウンロード

はじめに

本記事では「総指伸筋」について詳しく解説します。

総指伸筋は、手の背側に位置し、主に指の伸展を担う筋肉です。構造、機能、そしてそれが関与する運動について深掘りし、さらには総指伸筋が弱った時に見られる症状や、強化および保護するための具体的な方法についても触れます。ケガの予防やリハビリに役立つ知識から、日々の健康維持に至るまで、多角的な視点でこの重要な筋肉群に光を当てます。本記事を、身体への理解を深めるために役立ててください。

総指伸筋（そうししんきん）に関する動画の視聴はこちらから

チームラボボディPro 無料ダウンロード

人体の構造の全てがわかる3D解剖学アプリ
チームラボボディProのダウンロードはこちらから！

無料ダウンロード ▶︎

総指伸筋とは

総指伸筋は、人の手の動きを支える重要な筋肉の一つで、手首の動きや指を伸ばす機能を持っています。手の使い勝手や細かい動作を可能にするため、日々の活動で頻繁に使用しています。

総指伸筋の読み方

読み方は「そうししんきん」と読みます。この名前が示すように、手の指を伸ばす働きを持っています。

総指伸筋の特徴

総指伸筋は、特に手の背側に位置しており、手首から指先にかけて伸筋として機能します。特に、他の筋肉と連携して、指の精密な動きを可能にする重要な役割を担っています。

総指伸筋の場所・位置

総指伸筋は、前腕の背側に位置しており、人体解剖図を見ると、手首の近くから始まり、手の指の骨につながっています。人体解剖図を通して、具体的な位置や筋肉の走行を把握することが重要です。

総指伸筋の覚え方

総指伸筋の覚え方として、手を背面に向けて伸ばした際に目立つ筋肉群と覚えると良いでしょう。手首を動かしながら、どの筋肉が動いているかを感じることで、総指伸筋を意識的に覚えることができます。

総指伸筋の英語・ラテン語

英語では「Extensor Digitorum」と呼ばれ、ラテン語では同様の表現を使います。直訳すると「指を伸ばす者」を意味しており、筋肉の機能を的確に表しています。

総指伸筋の豆知識

総指伸筋は、手の血行を良くするためのストレッチや、リハビリテーションで特に注目される筋肉です。また、ピアニストやタイピストなど、細かい手の動きを必要とする職業の人にとって、非常に重要な筋肉です。

総指伸筋に関連する組織：筋腹の特徴

総指伸筋の筋腹は、腕の後面に位置し、手の甲側にある腱に繋がっています。筋腹は筋肉の中でも特に肉厚な部分であり、力を発揮する主要部分です。特徴として、伸筋グループに属しているため、手指を伸ばす動作を可能にする重要な機能を担っています。また、伸筋筋腹は一般的に引き締まっており、活発に使うほど発達します。総指伸筋はすべての指を伸ばす働きを持つため、その筋腹は手の機能を保持する上で非常に重要な役割を果たしています。

総指伸筋に関連する組織：筋腹の場所・位置

総指伸筋の筋腹は、腕の外側の上腕骨と肘の間、すなわち前腕の dorsal（背側）部分に位置します。この筋肉は腕から手首にかけて伸びており、手首の近くで複数の腱に分かれ、それぞれが手の甲側の指に連結しています。特に、筋腹の束縛がより少ない前腕部分では、筋肉が動きやすく設計されており、細かい手指の動作を実現するための適度な柔軟性と力強さを提供しています。

総指伸筋に関連する組織：筋腹の豆知識

総指伸筋にまつわる興味深い豆知識として、この筋肉は単に指を伸ばすだけではなく、手首を伸展させる動作にも関与していることが挙げられます。より具体的に言うと、総指伸筋は手首を安定させる役割も担っており、特に物を掴む際や手を使った細かい作業を行うときにその重要性が顕著になります。また、過去の研究では、キーボードやマウスの使用など、特定の反復動作が総指伸筋に過度の負担をかけることが指摘されており、このことは職業性の障害やリハビリテーションの分野での研究に影響を与えています。

この記事を通じて、総指伸筋が単に手指を動かすための筋肉の一つではなく、手の機能において中心的な役割を果たしていることが理解できたかと思います。筋腹の特徴、位置、そしてその豆知識を知ることで、人体の微細なバランスが如何に重要かが理解でき、日常生活や運動時のケアに役立てることができます。