脛腓関節(けいひかんせつ)とは?上脛腓関節と下脛腓関節の位置・構造を人体解剖図で解説
はじめに
本記事では「脛腓関節」について詳しく解説します。脛腓関節は、下腿の2本の骨である脛骨と腓骨をつなぐ関節で、膝の近くにある上脛腓関節と、足首の近くにある下脛腓関節の2つがあります。この記事では、2つの脛腓関節の位置と構造、働き、覚え方、英語・ラテン語名を解説します。本記事を、身体への理解を深めるために役立ててください。
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脛腓関節とは
脛腓関節とは、人体の下肢にある脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)のあいだの関節です。脛骨と腓骨は上端と下端の2か所でつながっており、上を上脛腓関節(近位脛腓関節)、下を下脛腓関節(遠位脛腓関節)と呼びます。2つの関節のあいだでは、下腿骨間膜が2本の骨を広く結んでいます。人体解剖図を用いることで、この脛腓関節の位置や構造を詳しく理解することができます。
脛腓関節の読み方
脛腓関節は、「けいひかんせつ」と読みます。この読み方は、関節を構成する脛骨と腓骨の名前が由来となっています。正確な読み方を覚えることは、専門的な話をする際に役立ちます。
脛腓関節の特徴
上脛腓関節と下脛腓関節は、構造が異なります。上脛腓関節は、腓骨頭と脛骨の外側顆の下面にある小さな関節面が向かい合う平面関節で、関節包と前後の腓骨頭靱帯に包まれた滑膜性の関節です。一方、下脛腓関節は、脛骨の下端と腓骨の下端が関節軟骨を介さずに靱帯で固く結ばれた靱帯結合(シンデスモーシス)で、前・後脛腓靱帯と骨間靱帯が2本の骨をつなぎます。どちらも動きはわずかで、足首を背屈したときに距骨の幅が広い部分が入ってくるのに合わせて、腓骨がわずかに外側へ開き、回旋します。
脛腓関節の場所・位置

上脛腓関節は、膝のすぐ下の外側にあります。膝の外側で腓骨頭を触れると、そのすぐ内側で脛骨とつながっています。下脛腓関節は、足首のすぐ上にあり、脛骨下端の腓骨切痕に腓骨下端がはまり込んでいます。この2つの関節と骨間膜によって、脛骨と腓骨は1つのユニットとして距骨をはさみ、足関節の安定したほぞ穴(天蓋)をつくっています。
脛腓関節の覚え方
脛腓関節の覚え方として、「脛骨と腓骨は上と下の2か所で握手している」とイメージすると良いでしょう。上の握手は小さな滑膜性の関節、下の握手は靱帯でしっかり結ばれた靱帯結合で、そのあいだは骨間膜という膜でつながっている、と整理して覚えましょう。
脛腓関節の英語・ラテン語
脛腓関節は、英語で “tibiofibular joint” と呼ばれます。上脛腓関節は superior (proximal) tibiofibular joint、下脛腓関節は inferior (distal) tibiofibular joint または tibiofibular syndesmosis です。ラテン語では “articulatio tibiofibularis” と表現され、下脛腓関節は syndesmosis tibiofibularis と呼ばれます。
脛腓関節の豆知識
興味深い豆知識として、腓骨は体重をほとんど支えておらず、下腿にかかる体重の大部分は脛骨が受けています。腓骨の主な役割は、筋の付着部になることと、下脛腓関節を通じて足関節の外側を支えることです。また、上脛腓関節のすぐ後ろ外側を総腓骨神経が腓骨頭に巻きつくように走っており、腓骨頭は体表から触れられる神経の目印としても覚えられます。
脛腓関節のクイズと正答
ここで一つクイズです。脛骨と腓骨をつなぐ脛腓関節はいくつあるでしょうか?
1. 1つ
2. 2つ
3. 3つ
4. 4つ
正答は 2. 2つ です。膝の近くにある上脛腓関節と、足首の近くにある下脛腓関節の2つがあり、そのあいだを下腿骨間膜がつないでいます。上脛腓関節は滑膜性の平面関節、下脛腓関節は靱帯結合という構造の違いも合わせて覚えておきましょう。
まとめ
今回は「脛腓関節」の場所・位置や覚え方、英語・ラテン語表記を解説しました。
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んで解剖学への理解が深まったら嬉しいです。
学習は終わりがない長い道のりですが、皆さんの成功を心から祈っています。これからも一緒に学び、国家試験に向けて励みましょう!
ぜひ、次回のブログもお楽しみに。
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