上腕骨の場所と役割|骨頭から肘までの各部名称を3Dで確認
はじめに
本記事では「上腕骨」について詳しく解説します。
上腕骨は、肩から肘までの上腕にある長い骨です。上端の骨頭が肩甲骨と肩関節を、下端が橈骨・尺骨と肘関節をつくります。この記事では、上腕骨の各部の名前と場所、読み方、英語名、関連する大結節を解説します。
本記事を、身体への理解を深めるために役立ててください。
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上腕骨とは
上腕骨は上肢の骨の中で最も長く太い骨で、肩関節から肘関節までの上腕をつくります。上端には半球状の骨頭があり、肩甲骨の関節窩と肩関節をつくります。下端は左右に広がり、橈骨と向かい合う上腕骨小頭と、尺骨と向かい合う上腕骨滑車が肘関節をつくります。人体解剖図では、筋肉・腱・靱帯との関係とともに詳しく描かれることが多い骨です。
上腕骨の読み方
上腕骨の読み方は、「じょうわんこつ」と読みます。この名称は、骨が位置する身体の部位(上腕)から取られており、日本の解剖学では一般的にこの読み方が用いられています。
上腕骨の特徴
上腕骨は長骨で、長い骨幹(骨体)と、関節をつくるために膨らんだ両端からなります。上端では骨頭のすぐ外側に大結節と小結節があり、そのあいだの溝(結節間溝)を上腕二頭筋の長頭の腱が通ります。骨頭のすぐ下のくびれが解剖頸、両結節の下のくびれが外科頸です。骨幹の外側には三角筋が付く三角筋粗面があり、後面には橈骨神経が通る橈骨神経溝が斜めに走ります。下端の内側上顆と外側上顆には、前腕の屈筋群・伸筋群がそれぞれ起こります。
上腕骨の場所・位置

上腕骨は肩関節から始まり、肘関節で終わります。肩から肘にかけての上腕の骨格を一本でつくり、腕の動きの軸になります。人体解剖図では、腕の中央部に明確に表示されます。
上腕骨の覚え方
上腕骨を覚えるための助けとして、人体解剖図を活用する方法があります。解剖図における位置と、それが持つ主要な特徴に着目することで、上腕骨の理解を深めることができます。また、「肩から肘までの骨」と覚えるのも一つの方法です。
上腕骨の英語・ラテン語
上腕骨を表す英語の用語は “Humerus”であり、ラテン語では“Humerus”と同じ表記になります。これらの言語では、骨の科学的な研究や国際的なコミュニケーションにおいて用いられるため、覚えておくと便利です。
上腕骨の豆知識
上腕骨は人体で最もねじれの大きい長骨のひとつで、骨頭の向きと下端の向きが約30度ずれています(上腕骨のねじれ角)。また、上端の骨端軟骨は成長が終わるのが遅く、20歳前後まで骨頭と骨幹のあいだに成長線が残ります。3Dで上腕骨だけを表示し、上から見下ろすと、ねじれの様子が確認できます。
上腕骨に関する組織:大結節の特徴
大結節は上腕骨上端の外側にある大きな隆起で、肩関節の動きに直接関わる重要な部位です。回旋筋腱板のうち棘上筋・棘下筋・小円筋の3つがここに付き、腕を上げる動きや外に回す動きの土台となります。小結節には肩甲下筋が付き、大結節と小結節のあいだの結節間溝を上腕二頭筋の長頭の腱が通ります。
上腕骨に関する組織:大結節の場所・位置
大結節は上腕骨の骨頭のすぐ外側にあり、肩の最も外側に突き出した部分をつくります。肩峰の下で三角筋に覆われており、腕を下ろした状態で肩の外側を押すと、肩峰のすぐ下に大結節の張り出しを触れることができます。腕を内側にひねると大結節が前方へ回り込み、外側にひねると後方へ移動するので、肩の動きとともに位置が変わることも確認しましょう。
上腕骨に関する組織:大結節の豆知識
大結節には3つの小さな面(上面・中面・下面)があり、前から順に棘上筋・棘下筋・小円筋が付きます。「大結節は3つ、小結節は1つ」と覚えると、回旋筋腱板の付着が整理できます。大結節の大きさや形には個人差があり、腕を上げたときに大結節が肩峰の下を通るための空間(肩峰下腔)の広さも人によって異なります。
このように、上腕骨の大結節は回旋筋腱板の付着部として、肩関節の動きと安定を支えています。3Dで三角筋を非表示にし、大結節に集まる3つの腱を確認してみましょう。
上腕骨のクイズと正答
Q:上腕骨はどの二つの関節をつなぐ骨ですか?
A:肩関節と肘関節
まとめ
今回は「上腕骨」の場所・位置や覚え方、英語・ラテン語表記を解説しました。
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んで解剖学への理解が深まったら嬉しいです。
学習は終わりがない長い道のりですが、皆さんの成功を心から祈っています。これからも一緒に学び、国家試験に向けて励みましょう!
ぜひ、次回のブログもお楽しみに。
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