腸腰筋(ちょうようきん)とは?場所・位置や英語などを人体解剖図で解説
はじめに
本記事では「腸腰筋」について詳しく解説します。
腸腰筋は、腰椎と骨盤の内側から大腿骨につながる筋肉です。大腰筋と腸骨筋の2つからなり、股関節を曲げて太ももを前に持ち上げるはたらきをします。
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腸腰筋とは
腸腰筋は、お腹の奥深く、背骨と骨盤の内側にある筋肉です。腰椎から始まる『大腰筋』と、骨盤の内側のくぼみ(腸骨窩)から始まる『腸骨筋』からなり、2つは合流して大腿骨の小転子に付きます。股関節を曲げる筋肉の中で最も強く、歩く、走る、階段をのぼるといった動作で脚を前に振り出します。
腸腰筋の読み方
腸腰筋は「ちょうようきん」と読みます。腸骨筋の「腸」と大腰筋の「腰」を合わせた名前です。
腸腰筋の特徴
腸腰筋はお腹の奥にある深層の筋肉で、体の表面からは直接触れにくい筋肉です。股関節を曲げるほか、太ももが固定された状態では、骨盤と腰椎を前に引く方向にはたらきます。
腸腰筋の場所・位置

腸腰筋は、腰椎の側面と骨盤の内側から始まり、鼠径部の奥を通って大腿骨の小転子に付きます。人体解剖図を利用することで、この筋肉が体内のどのような経路をたどっているのか、詳細に確認できます。腰椎、腸骨、大腿骨の3つの骨にまたがる筋肉です。
(図には、腸腰筋の一つである腸骨筋を表示しています。)
腸腰筋の英語・ラテン語
英語では “Iliopsoas”、ラテン語では “Musculus iliopsoas” と呼ばれます。“Ilio” は腸骨(ilium)を、“psoas” は腰の筋肉を指すギリシャ語に由来します。
腸腰筋の豆知識
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の2つからなりますが、人によっては小腰筋(Psoas minor)という細い筋肉が大腰筋の前に加わります。小腰筋は、ある人とない人がいる筋肉です。
腸腰筋に関連する組織:大腰筋の特徴
大腰筋は腸腰筋の一部で、股関節を曲げて脚を前に持ち上げる動きや、太ももが固定されたときに上体を前に倒す動きに関わります。腰神経叢から出る腰神経の枝に支配されています。
大腰筋は長い紡錘形の筋肉で、腰椎の左右に沿って縦に走ります。腎臓の後ろ側にも接しています。
腸腰筋に関連する組織:大腰筋の場所・位置
大腰筋は、第12胸椎〜第4腰椎の椎体の側面と、腰椎の横突起から始まります。骨盤の中で腸骨筋と合流し、大腿骨の小転子に付きます。こうして大腰筋と腸骨筋が一緒に腸腰筋をつくります。
お腹の奥深くにあるため、体の表面から直接触れることは難しい筋肉です。
腸腰筋に関連する組織:大腰筋の豆知識
大腰筋の筋肉の中には、腰神経叢という神経の束が通っています。大腿神経や閉鎖神経など脚に向かう神経は、ここから大腰筋の縁を通って出ていきます。
また、大腰筋は牛や豚では「ヒレ(テンダーロイン)」と呼ばれる部位にあたります。
大腰筋は、腸骨筋とともに股関節を曲げる主な筋肉です。腸腰筋として2つをまとめて見ると、位置と役割がつかみやすくなります。
腸腰筋のクイズと正答
Q:腸腰筋が主に関与する活動は次のうちどれでしょうか?
1. 呼吸
2. 歩行
3. 食事
A:2. 歩行
まとめ
今回は「腸腰筋」の場所・位置や覚え方、英語・ラテン語表記を解説しました。
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んで解剖学への理解が深まったら嬉しいです。
学習は終わりがない長い道のりですが、皆さんの成功を心から祈っています。これからも一緒に学び、国家試験に向けて励みましょう!
ぜひ、次回のブログもお楽しみに。
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